唇が、どんどん近づいてくる。吐息が重なり、热が重なり、唇が重なるその瞬间、女は嗜虐的で、それでいて优しげな声で嗫いた。
「いただきます」、と。
柔らかな唇が押し付けられ、温かな舌先が俺の唇の表面を抚でる。皮肤の上からじわりと女の唾液が染み込み、血液に乗り全身を駆け回る。
──どぴゅ……びゅくびゅくびゅくびゅく……
気付けば、それだけで絶顶を迎えていた。唇が重なった瞬间头の中から幸福感が溢れだし、それに押し出されるようにとぷとぷと精液が漏れだす。
身体の芯が甘くふやけ、どろどろの液体になって流れ出しているような、そんな絶顶。
唇が塞がれていなければため息をついてしまっていたに违いないほどの余韵を残して、白い液体がズボンを内侧から汚していく。
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だが、女は俺に余韵に浸らせる时间を与えるほど优しくはない。快楽に弛缓した唇の隙间からぬるりと舌先をねじ込み、蛇のようにのたうち抉じ开ける。
侵入を果たした舌は俺の口内の隅々まで一点の残しもないように尝めあげ、唾液を涂布し、刷り込むように爱抚する。
さっきから気持ちのいいところにばかり舌を这わせてくる。舌同士が络み合っているだけだというのに、まるで自分の分身が络み付かれているような心地さえしてくる。
性感帯を责められ快楽を感じているのか、女に责められた场所が性感帯に书き换えられているのか、もはや区别がつかない。
女の舌が这い回り、艶やかな水音をたてお互いの唾液が混ざりあっていく。それが喉に流れ落ちていく度、俺の中の大切ななにかが真っ白に上书きされていった。
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长い长い口付け。いつしか腰は砕け、ひけていた。それでも尚、快楽にむせぶように震え、白い欲望を放つ。
背筋は常にゾワゾワと粟立ち、身体中の水分が精液という形で排出される。
全身から力が抜け、立っていることもままならない。今すぐにでも地面に倒れこんで恍惚のままに眠ってしまいたい。
それでも、それ以上に、女と唇を重ねていたかった。微睡むように意识が薄れていく中、身体は愚直に口付けを求める。
接吻とは名ばかりの蹂躙剧に、いつまでも浸っていたかった。
日が落ち、街灯の灯りが点き始めた顷に、ようやくお互いの唇が离れた。それを、名残惜しいとは思わない。
そんな事を思う隙间もなく、心の中が言い表せぬ充足感で満たされていた。その得も言われぬ恍惚をあえて无理やり表现するのなら、自分の全てを支配し、委ねるに値する相手と出会えたという悦びというものに尽きるだろう。
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