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日文65(29)


「あら、それは责任重大ね」
白河さんがクスッと笑う。素敌な、蛊惑的な笑顔だった。

それから僕は、カットの间色々なことを喋った。
初めての休日デートに浮かれていたのだろう。
白河さんに闻かれるまま、付き合ってからどのくらいだの、彼女の好きなところだの、まだキスはしていないだの。
普段なら耻ずかしくて言えないようなこともベラベラ喋ってしまった。
それを闻いている白河さんの雰囲気が、少しずつ変わってきたことにも気づかなかった。



「それでは细かい毛を流して、シャンプーに移りますね。今日は初めてのご来店なので、シャンプーの后ヘッドスパをサービスさせていただきます。こちらの部屋へどうぞ」
なるほど。そんなサービスが付くのか。流石高めの美容院なだけはある。
カットがひととおり终わり、白河さんに移动を促される。
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ヘッドスパ用の部屋は别室になっており、席は一つだけ。
简易な仕切りもあり、外からは见えない个室のような作りだ。普通はもっと高い料金を取られるのだろう。

案内されたリクライニングチェアに座ると、背もたれが倒されベッドのようになる。
身体に毛布が挂けられて、顔には厚手のタオルがかけられると视界が遮られて暗くなるが、
その间も白河さんはテキパキと何かの準备をしている。
お汤が出されシャンプーが始まる。
「お汤加减は如何ですか?」
「ちょうどいい……です」
他人の手でシャンプーをされるのは、気持ちいい。
特に、白河さんの细く、きれいな指先で头皮をさわさわと刺激されると、妙な快感がある。
なんだか、変なことを考えそうだ。


シャンプーが终わるとタオルで头を拭かれて、背もたれが少し起こされる。
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白河さんが僕の头のすぐ后ろにたち、ヘッドスパが始まる。
しなやかな指で、头がマッサージされる。
グッと押したり缓めたり、强弱织り交ぜられ、徐々に気持ちよくなってくる。
正直、白河さんのような绮丽な女性の手で肌を直接触られているだけで気持ちいい。
それに、僕の头が、何かやわらかいものに当たっている。立っている位置から考えて、胸が当たっているんじゃないだろうか。
そういえば、そこそこ大きな胸だったと思いだす。
意识すればするほど、余计に胸の形を意识してしまう。

少し、下半身に血が集まってくるのを感じる。

白い手が、头皮だけでなく、耳のあたりや、顔の周りにも伸びてくる。
耳の横を通るとき、触れるか触れないかぐらいの感覚で耳をくすぐられる。
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